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【高知市の歯科医院】インプラント治療の歴史
こんにちは。高知市のやすおか歯科医院 院長安岡です。
当院は「日本口腔インプラント学会認定 インプラント専門医」として、患者さまに安心で信頼性の高いインプラント治療を提供しています。
インプラント治療は、安定性が高く、周囲の歯を傷つけることなく失った歯を補える画期的な治療法です。現在では日本を含め世界中で広く行われていますが、その歴史は「偶然の発見」から始まりました。
今回は、インプラント治療の歴史⚖️について解説いたします。
目次
- 現代インプラント治療が誕生したきっかけ
- 1952年 ブローネマルク博士とオッセオインテグレーションの発見
- 1965年 世界初の臨床インプラント治療の成功
- 日本のインプラント治療の歴史
- 1983年 チタン製インプラントの導入
- 1990年 本格的な普及の始まり
1. 現代インプラント治療が誕生したきっかけ
◎1952年 ブローネマルク博士による発見
1952年、スウェーデン・イエテボリ大学の医師 ブローネマルク博士(Prof. Per-Ingvar Brånemark) は、血液循環の基礎研究を行っていました。その際、動物🐰の骨にチタン製の観察器具(顕微鏡)を埋め込み、骨の働きを観察していたところ、偶然にも「チタンが骨と取れなくなるほど強固に結合する」現象を発見したのです。
この現象に着目した博士は「人体に応用できないか」と研究を続け、約13年間にわたる基礎研究の末、純チタン製の人工歯根(デンタル・インプラント)が無症状で顎骨に固定され、数か月後には骨と完全に統合することを確認しました。
博士はこの現象をオッセオインテグレーション(osseointegration) と名付け、学会で発表。これが現代インプラント治療の礎となり、世界中に広まっていきました。
◎1965年 世界初の臨床インプラント治療
ブローネマルク博士は長期にわたる基礎研究を経て、1965年に世界で初めて人へのインプラント臨床治療を行いました。
この治療では、歯をすべて失った患者さんの下顎に4本のチタン製インプラントを埋入し、約1.5か月後に人工の歯を装着。噛む機能を回復させることに成功しました。
驚くべきことに、この患者さんのインプラントは2007年1月に亡くなるまで、41年以上機能し続けたのです。これはチタンと骨が強固に結合するオッセオインテグレーションの確かさを示す歴史的な証明となりました。
この臨床成功は「ブローネマルク・システム」として知られるようになり、現在のノーベル・バイオケア社のインプラントへと受け継がれ、世界中の患者さんの笑顔を取り戻す治療法として普及していきました。
2. 日本のインプラント治療の歴史
◎1983年 日本でチタン製インプラントが導入
日本においてチタン製インプラント治療が始まったのは1983年です。
それ以前の1978年頃には「人工サファイア製インプラント」が患者様に提供されていましたが、骨との結合力が弱く、フィクスチャーが脱落するケースなどのトラブルが多発。その結果「インプラント治療は使えない」という誤解が広まり、日本でのチタンインプラント導入は大きく遅れてしまいました。15〜20年ほど前の大学病院勤務時代、私も多くの経過不良サファイア製インプラントの除去を行いました。
◎1990年 本格的な普及の始まり
その状況を変えたのが、東京医科歯科大学の小宮山弥太郎教授です。小宮山教授はスイス留学中にブローネマルク博士から直接学び、帰国後の1990年に「ブローネマルク・インテグレーション・センター」を開院されます。
これをきっかけに、日本でもチタン製インプラントの安全性と有効性が広く認識されるようになり、本格的な普及が始まりました。現在のインプラント治療にも、オッセオインテグレーションの概念はそのまま残っております。

⭐️「間に合わせ治療」ではなく歯の寿命を考えた選択を
今では日本でもインプラント治療は広く普及しており、私が歯科医師になった20年ほど前と比較し、初診で来院される患者様のお口の中にインプラント治療が施されている割合は高くなっております。ただ、日本では「とりあえず保険の入れ歯やブリッジで間に合わせよう」という「とりあえず」の考え方がまだまだ根強く、これは長い目で見ると残っている歯の寿命を縮めてしまうことにつながりかねません。
補綴治療を選ぶ際には、
- 長期的な安定性
- 噛み心地や機能性
- 残っている歯への影響
をしっかり考えることが重要です。インプラントは、その観点からも有力な治療選択肢だと言えます。
やすおか歯科医院のインプラント治療についてはコチラ💁https://www.yasuokadc.com/implant/
やすおか歯科医院のインプラント治療例についてはコチラ➡️https://www.yasuokadc.com/news/case_category/implant/
まとめ
- 1952年、ブローネマルク博士がチタンと骨の結合=オッセオインテグレーションを発見
- 1965年、世界初の臨床インプラント治療が成功し、41年以上機能
- 日本では1983年に導入、1990年から本格的に普及
- 長い目で考えた治療方法の選択が必要
インプラントは「失った歯を補う」だけでなく、「残っている歯を守る」ための治療でもあります。治療法を選ぶ際には、とりあえずの間に合わせではなく、10年後・20年後を見据えて選択することが大切です。
やすおか歯科医院では、インプラントを含めた補綴治療について、患者さま一人ひとりに合わせたご提案をしています。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
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